人材紹介、派遣、人材開発など、人材業界全般について、業界経験が長い青山産に詳しく話を伺いました。
講師
青山俊彦さん
当日の様子


メモ
- リクルーター制度はこれまでもあった。ただ、大企業として表だってやれなかったが、ソーシャルの登場で公にしやすい状況が生じた。
- 新卒制度の良し悪しはガラケーとスマフォの関係に似ている。
⇒日本の大学生新卒内定率70%がそのままガラケー? - インターンシップは新卒制度に風穴を通す可能性がある。
⇒企業にとってメリットが大きいように見えるが、学生からしても「○○社でインターンした」という履歴が在学中に得られ、それが学生のポートフォリオになる。 - 人材派遣ビジネスの営業利益率は3%程度。かなり利幅が薄い。
⇒土建/コンクリートビジネスの利益率とほとんど一緒。
⇒人を回してナンボのビジネスモデル。 - ソーシャルリクルーティングは、企業と人材がダイレクトにつながってしまう。それは中間業者にとっては脅威。
- サーチ型のHRビジネスはコンサルタントの力量が問われる。(転職する意思がない人をその気にしマッチングさせる)
- HR業界という広い市場の中で多角化を図るのが、人材ビジネスの生き残りのカギ。
- 人材業界の未来とは?
⇒日本人の特性として、ソーシャルリクルーティングは特効薬にはなりえない。
⇒ハイスペック人材にとっては、ソーシャルリクルーティングは有用な選択肢の一つ。
⇒LinkedInは日本国内での雇用の流動性を生み出すものではなく、グローバルビジネスに飛び出すチャネルがあるべき姿? - 弱い紐帯の強さ
⇒転職するときのつての強さは何?身近な人?遠い人?
US:あまり強くないつながり経由での採用の方が高かった。
日本:強いつながりの方が採用率が高かった。 - ソーシャルの登場により日本も「弱い紐帯」にシフトした?
ポケベル世代、twitterの普及⇒弱い紐帯
※ネット上のつながり≠弱い紐帯 - twitter等によるソーシャルな採用活動は、深い&売れるノウハウが蓄積されだしている。
- 採用応募
⇒オープン:twitter、Facebook
⇒クローズド:ML、Facebookグループ - 共通母数による採用情報のプール
⇒Facebookグループ
⇒メーリングリスト - ソーシャルグラフ=弱い紐帯?
⇒LinkedInのコミュニティ初期ユーザは優良DB? - こんな人いない?/こんな人いらない?情報のソーシャル化
⇒FBやtw、LI等が生み出した雇用情報こそソーシャル? - 中途市場しかないUSが、LI等が普及する下地?
感想・コメント

募集のチャネルの多様性を知った。

比較できた。

ソーシャル=人が介在するあり方。

優秀な人はソーシャルに流れる。

ソーシャルのとらえ方を別途知りたい。

ヒントを得た。
2011年6月21日 於:カフェ・ミヤマ 渋谷東口駅前店