スマートフォンの登場で揺れるモバイル業界。
ここで一度、フィーチャーフォンについて振り返りたく、業界動向に詳しい河井さんに詳しく解説していただきました。
講師
河井孝志さん
当日の様子


メモ
1999年
- PCインターネットはアナログやISDNがメイン
- YahooBBは研究中、IEは5.0
- 遅い回線でテキストベースのサイトを閲覧する
- インターネットは認知されているが、やや胡散臭いもの
1999/2、iMode開始
安心安全なインターネットの提供を狙う。
- 公式サイト=コンテンツの信頼性
- キャリア決済=課金の信頼性
iMode時代のエコシステム
- キャリア~通信料の最大化
- CP~コンテンツ利用者増加
- メーカー~端末出荷量の増加
⇒良い感じにエコシステムが機能していた。
ディレクトリからキーワード検索へ
- トラフィックが拡大
- 勝手サイトの台頭
- 課金のバリエーション増加(クレジット、電子マネー等)
曲がり角
- 0円ケータイがなくなった
⇒買い換える人が得をして、使い続ける人が損してた
⇒インセンティブモデルの崩壊 - 2年契約、分割支払い
⇒買い替え鈍化
ターニングポイント
- 検索エンジンによりインターネットがオープン化
- ユーザーがインターネットに慣れた
⇒公式サイトじゃなくても流入チャネルができた
人がどこから入ってくるかが重要
- yahooからgoogleへ
- 同じく、キャリアから勝手サイトへ
棲み分け
- ケータイは、デンワの延長
- スマフォは、PCの延長
業界の進化
- モバイル業界は進化が早い
⇒法規制よりも先にサービスが変わる
⇒後追いで痛い目見るリスクがある - ユーザーは試してからお金を払いたい(例:初月無料)
感想・コメント

キャリアの迷いが見える。

どこに収束するのかをみてみたい。規則が変わることでお金の流れが変わる。

CPが昔どう儲けてたかが分かった。スマフォの台頭によるガラケービジネスの瓦解が理解できた。

スマフォに儲け話はあるはず。ビジネスチャンスはいつの時代もある。

フィーチャーフォンは考えてても無理よ、と言えるようになった。

フリーミアムで腹をくくるしかない?
2012年1月27日 於:FIXER様MTGスペース