勉強会を開催する前に設計しておいた方がいい4つのポイント

勉強会の設計図イメージ

お読みいただきありがとうございます、主宰の小室です。

おかげさまで最近は「これから新たに勉強会を立ち上げたい」といったタイミングでお声がけをいただく機会が増えました。

勉強会もつまりはビジネスと一緒で、ゴールとそこに辿り着くまでのプロセスをいかに設計するか、につきるのですが、4年も勉強会を企画していますと「失敗しないための勘所」はなんとなく分かるようになり、そういう点でコメントバックさせていただくことがいくつかあります。

それら「勉強会を立ち上げる際のおさえどころ」を今回ちょっとまじめに考えてみました。

勉強会を立ち上げてみたい、といった方にとって何がしかのお役に立てれば幸いです。そういう方がどれだけいるのかはさておき。

 

1.どういう価値を生み出す場にしたいのか

どういう場にしたいのか、ざっくりでも良いので定義する必要があります。

  • 情報交換ができる場にしたい
  • 情報を得られる場にしたい
  • 情報共有ができる場にしたい

などなど、勉強会のゴール、とも言えます。そのゴールに応じて、継続的な会にするのか、連載企画のような会でもいいのか、それとも単発でいいのか、はたまた勉強会じゃあなくて飲み会でもいいか、など、どういう場作りをすればいいのか、方向性は大きく変わります。

 

2.勉強会を主催することで何を得たいのか

ペイフォワードな思いから始めるにしても、持続的な場にしていくのであればなおさら、主催者自身にとってどういう意味があるのか、どういうゴールにたどり着きたいのかを定義しておきます。それは例えば

  • 色々な方のノウハウを吸収したい
  • 製品やサービスを紹介する場にしたい
  • おもしろい人とつながれる場にしたい

など、多種多様だと思います。どんなゴールを設定するにしても、まずは「なんで勉強会なんてやるの?」と周りのどなたかに聴かれた時、ビシッと答えられるようになっていればOKです。

 

3.参加者は一体なにを得られるのか

1と2で「こういう場にしたい。なぜならばこういうことを達成したいから。」といえるようになったはずですな。

その上で、勉強会に参加してくれる方に「いったい何をお持ち帰りいただくのか」をしっかり想定しておきます。

  • ググっても得られないノウハウ
  • ググる代わりに情報を手軽に得られる場
  • 上位レイヤの方との人脈
  • 同じ課題をもつ仲間
  • 困ったときに質問できるコミュニティ

など、1の場の定義と2の主催者が得たいメリットによって、何を持ち帰れるかはディティールまで想定できるでしょう。

なお、1つだけ、ということはなく、複数あるのが普通でしょうね。

 

4.講師・発表者は何を得られるのか

そもそも「講師⇔参加者」という一般的な上下関係にするかどうか、という検討がたぶん1や2の段階で入ると思いますが、アナタの勉強会に参加するだけでなく、発表するなどの大きなリソースを費やす方にとって、どういうベネフィットを提供できるのかを考えておきます。

  • それは高い講師料なのか
  • 事後の飲み会でしこたま飲める権なのか
  • 人前で話す良い機会なのか

など、色々考えられると思いますし、提供できるベネフィットはバリエーションが多い方が、リソースを多く投下してもらえる可能性が高まるでしょう。

 

ちなみにナレッジコモンズは「講師の無償の善意、というか、愛、というか、奉仕の心、というか」ペイフォワードな思想に支えられているのですが、それでも「講師の善意」に全てを委ねてベネフィットを考えないという姿勢は失礼にあたるし、勉強会として長続きしないと考えてます。講師料、といったものではなくとも、何らかのカタチで、たとえば「その分野に興味がある、ビジネス的なつながりが生じるかもしれない方」を参加者としてお声がけする、など、善意への御礼をする、というスタンスは、勉強会を主催する立場の人間としては必須ではないかと考えています。

 

補足:やらないことの定義は重要

新しいことを考えていると、色々やりたいことが夢いっぱいに広がるばかりに往々にしてなりますが、そういうときにこそ「これはやらない」「これは違う」といった、やらないことをしっかり定義することは意外に重要です。つまり、ラ◯ュタでシータのおばあちゃんが言ってたように、呪文は光だけでは成立せず影の呪文も必要なんです(謎)。

 

…と、ひと通りのポイントをまとめましたが、ナレッジコモンズはちゃんと上記の1~4を事前にしっかり考えぬいた上で始めたわけでは全然ないんです。それこそ講師の善意に120%おすがりする形で始まり、それからしばらくずっと勢いだけでやってました。

でもスティーブ・ジョブズ風に言うところの「Connecting Dot」な目線で振り返ると、1~4があとづけながらも見えてきた次第で、おそらくこの4つを当初からしっかり考えておくことが、より良い勉強会の場作りになるはずです。

でもまあ実はこれらって「ビジョン・ミッション・コアバリュー」みたいな言い方でもう充分だったりするんですけどね~。

“勉強会を開催する前に設計しておいた方がいい4つのポイント” への4件のフィードバック

  1. ピンバック: マンスリーミクス2014年4月号に載せていただきました。 | コラム | Knowledge COMMONS

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