「ブロックチェーンの基礎を学び、未来に活かす」勉強会レポート

なにやら一部の業界の方を除き、極めて難解なテーマの勉強会が開催されました。「ブロックチェーンの基礎を学び、未来に活かす」デス。

お庭を彩る「ブロック」でも、雪の日にタイヤにつける「チェーン」でもなく、デジタル技術のお話し。今回は、ブロックチェーン界隈のお仕事をされていらっしゃる株式会社オルトプラスの嶋田大輔さんが講師を務めてくださいました!

そして今回も「グラレコなつみ」こと(笑)、ナレコモ共同世話人の小野さんがグラフィックレコーディングしてくださいました!こんなに難解なテーマにもかかわらず、かわいらしい絵にしてくださり、本当にありがとうございます!!

グラレコ完成図!
グラレコ完成図!

 

ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンは、ビットコイン(仮想通貨)と対で語られる場合は「ビットコインを用いた取引履歴を示したもの」とのことですが、じつはもっと込み入っているようです。

どうやらブロックチェーンとは「極めて安全にトランザクションするためのインフラ技術」で、もう少し踏み込むと「自分がこれからしようとする取引を完遂するために、信頼できるまでに(目に見えない相手の信用度を高めるのではなく)自分側のプロセスの信頼度を高めることに成功した技術」だそうです。

最強のディフェンスIT技術、といったところでしょうか!?

嶋田さん講演中

 

知っておきたい、ブロックチェーンのキーワード

このブロックチェーンの仕組み、ナカモトサトシという方が開発した技術だそうです。(日本人名ですが、その存在自体が日本人かどうかは分かっていないそうです、ミステリアス!)

デジタル上での「トランザクション(取引)」で問題になりがちなデータの改ざんが極めて困難な手法として、「暗号学的ハッシュ関数」と、「デジタル著名」という技術が用いられています。

正しくトランザクションされたことを証明するために、「プルーフ・オブ・ワーク」という技術も組み込まれています。

また、「ゼロダウンタイム(システムが停止しない)」の安定したシステムであることも注目されています。

また、ブロックチェーンの難解な状態・データを作成したり、読み解いたりするためのコードのことを、「スマートコントラクト」と言っています。

…ちょっとテクノロジーに寄りすぎていて、理解が追いつかなくなってきました。

 

ビットコインの価値は乱高下しつつも、今がピーク!?

ビットコインを用いた取引は、「円」を「ビットコイン(BCT)」に変換するところからはじまります。これはネット上の、「ビットコイン専門の取引所」で行います。取引所としては、2010年に公開された「Mt.GOX(マウントゴックス)」などが有名だそうです。

ブロックチェーンは「さまざまなものの取引を記録する」技術として、これまでには、金融やリーガル関連(ローン、証券、権利証明、遺言等)、さらにはちょっとイメージしにくいかもしれませんが、新たなサービスとして政治、ヘルスケア、科学、芸術、知的財産などの取引に活用できるのでは?とされています。

今現在、BCTの価値は、日々乱高下しつつ、上昇し続けているのが現状。たとえば、1BCTが15万円→ 8万→ 10万円くらいの振れ幅でその価値が変動しています。

この現状について「熱狂しすぎなので、少し落ち着いた方がいい」と語る嶋田さん。なんでもできる!という誤解や根拠のない盲信は禁物で、慎重に動向を見守る必要がありそうです。

会場

 

ビットコインのみらい

今後どうなっていくかは未知数であるとしながらも、日本においても2016年5月に「仮想通貨法(改正資金決済法)」が可決され、経済産業省が中心となりブロックチェーン技術を用いた社会変革に関する検討がはじまるなど、開発者はもちろん、国を巻き込んでのプロジェクトになることは間違いなさそうです。

「2025年くらいに何か起こるかもしれないです」と嶋田さん、期待したいですね!

 

参加者さんの声(アンケートより)

今日はこれが聞けてよかった!

  • 採掘について意義が理解できスッキリしました
  • ブロックチェーンの仕組みとこれからの可能性、スマートコントラクトの存在を聞けて良かった
  • ブロックチェーンが信頼の場である事がしれてよかった
  • ブロックチェーンの具体的な設計が技術者の立場から聞けて良かったです
  • スマートコントラクトの3つの誤解
  • ブロックチェーンの基礎の基礎から学べてよかった!

今日のテーマについてもっと聴きたかった/知りたかった

  • 世の中での利用についての事例などもっと聞けると良かったです
  • スマートコントラクトやオラクルなどのところで、どうやってビジネスに繋がるかという応用検討を知りたい
  • 自分自身がエンジニアなので実際にブロックチェーンを使ってコードを書くとどんなイメージなのかが気になった。
  • ブロックチェーンによってどのように社会が変わるかの未来図
  • ブロックチェーン関連の歴史・事件、(ボラタリリティー以外の)ビットコイン関連の話題
  • 活用のアイデア、悪用事例とか?

今回のテーマについて、正直なところ私はこう思っている。

  • 結局のところ、これを使ってどれだけの価値を提供し、お金を生むか?がビジネスとしては重要ですね。
  • ブラックボックスなスマートコントラクトが出て来てくると思った。利権などの絡みも出てくる。
  • まあ、ネットゲームが一番手っ取り早く使えそうだなという感じでした。
  • ネットがテレビをある程度駆逐したように、ブロックチェーン技術がある程度中央集権的な金融システムその他システムを駆逐するのだと思います。ただし、その範囲は一部に留まるのかもしれません。
  • 即時性(10分ルール)と量子コンピューティングへの対応次第で、とても展開が変わってくると思います。

 

嶋田さんによる当時の振り返りと、当日のスライドがご本人のブログ「しまてく」に掲載されています! ぜひご覧になってみてください。

嶋田さん、本当にありがとうございました!

 

2017/1/25
於:株式会社D2C
(記 山口)

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