iPadが世に出て、ビジネスや教育など様々なシーンで活用が模索されています。新しいアイデアは籠もって一人で考えているだけでは生まれづらいです。そこでこの度、業務でiPadアプリ開発も携わっている木島さんをファシリテーターに迎え、
- 企業はタブレット導入で本当に目的が達成されたのか
- 導入により意図せぬ効果があったのでは
- 実際は新たな課題が生まれたのでは
- まだ気づかないところにタブレットで解決できる課題が潜んでいるのでは
など、「タブレットのビジネス活用方法」を、アイデアソン形式で考えてみました。
第一部:タブレットにまつわるお話
タブレットの定義
- 板状である。ディスプレイと本体がセットになっていて、軽量である。
- タッチ操作できる。マウス、キーボードなどはなくても動作する。
- OS上でアプリケーションが動く。様々なアプリケーションが使える。
各自が持っているタブレットをどのように共有/活用するか
- PCとタブレットの使い分けが難しい、利用シーンが限られる
→タブレットはそのサイズにより、移動中は難しい
- タブレットはネットにつながっている、入力しづらい端末
→動画編集は楽なのでは?
- パッと動画を取る・音声を録る
→店頭で試飲+入力、といった使い方はありなのでは?
←かつ、リアルタイムに集計をして店頭に返す、等
医療・介護現場におけるタブレットの活用
- 医療従事者同士の対面ツール
分かりづらい情報を噛み砕いて共有するためのインターフェース
医者⇔患者~カルテ上の難解語の翻訳 - 生体スキャン
→非言語コミュニケーションデバイスとしての活用 - カルテの一元化
- 病歴/通院歴のアーカイブ
→セキュリティ上の課題をクリアすればいけるのでは? - 勉強ツール
- 病人向けのエンタメツール
異業種間のナレッジ交換
- アプリを試した結果をしっかり共有できる場があるといい
異業種間でアプリ情報交換の時間があると面白そう
↓ - 特定事業者内で流行っている情報があるといい
→業界ごとの人気アプリランキングサイトはあるといいね - 昔、ヨドバシにいったら、特定の棚に行けばなんとかなった
→業界ごとアプリパックがあるといいね
脱PC
- タブレットの何に問題がある?
インターフェースの違い
キーボード(一応ある)→押した感覚がない
マウス=指 - ポータブル性は強み→自宅利用はタブレット
- 脱PCに慣れず、PC感覚は重要なのでは?
- 脱PCが成功したらタブレットで何がいい?
手書きができる
音や画像のマッシュアップが簡単に - PCでできることをタブレットに置き換えてみたら?
- プログラミングはタブレットでできる?
→3Dのような細かい作業は、スタイラスがあればできるのでは? - iPhoneとiPadをシームレスに繋げられたら面白そう。
- PCの代わりになる→仮想環境の充実により脱PCは実現できるのでは?
リアルとバーチャル
- 教育現場とエンターテイメント→お笑いで話が進行。
→「五感に訴える」ことが重要
→従来の「見る・聞く」+「触る」にフォーカスしてみる - 拡張現実(AR)
→お笑いコントのネタ背景(パイプ椅子だけど取調室に) - 「時間差をつける」
→5分前の自分をプレイバック
→時間差ボケ+ツッコミをタブレットで一つにつなげる
第二部:アイデアソン
- 5つのグループに分かれ、自己紹介がてらビジネス上で抱えている課題を発表してもらい、どのような活用アイデアがあるか、グループ毎に共有してもらいます。
- その中で一番おもしろそうなテーマをグループ毎に1つずつピックアップしてもらい、ディスカッションしながらアイデアを掘り下げてもらいます。
- グループ毎にアイデアを発表してもらいます。
という3段階で進行しました。
そこから出てきたアイデアのサマリーは次の通り。
マーケティング用途
- 動画編集ツール
ヘルスケア用途
- 医者⇔患者間の、カルテ上の難解語の翻訳
- カルテの一元化
- 病歴/通院歴のアーカイブ
- 病人向けのエンタメツール
エデュテイメント用途
- お笑いコントのネタ背景(パイプ椅子だけど取調室に)
- 5分前の自分をプレイバック(時間差をつける)
グループごとのディスカッションにもっともっと時間を割り当て、テーマをよりフォーカスして、もう一度アイデアソンやってみたいですね。
2012/11/29
於:マイスペース新宿区役所横店
第一部プレゼンター:木島 功介さん