「人を活かし、組織を良くする”ピープルアナリティクス”入門 リターンズ」勉強会レポート

今回のナレコモは「ピープルアナリティクス入門」リターンズ。めったにないことなのですが、大変好評だった約3ヵ月前の回に続いて開催した勉強会となりました。講師はもちろん、大成弘子さんです!

嬉しいことに、「前回の内容がとても良かったので」とか、「もう一度聞いて理解を深めたくて」とか、さらには「大成さんのファンなので!」などの理由で、再度足を運んでくださった参加者さんもいらっしゃいました。

アイスブレイク「中国人は団結する、日本人は孤独に向かう!?」

2回目の参加者もいらっしゃるなら、と、新たな話題も加えてくださったのですが、そのひとつが中国ご出張のお話。最近深センにいかれたそうで、勢いのあるキラキラした(本当にビルが色とりどりの光を放っている!)街の風景もさることながら、中国人の「団結力」を強く実感したのだそう。

14億人に届こうとしている人口の国ですから、その「団結力」たるや、すごいパワーを持つであろうことは想像できます。一方、日本人は「個別化」「孤独化」に向かっているという状況。このまま衰退…ということにならないために、日本に必要なものは何でしょうか…。

日本復興のキーワードは「re-connect」

日本が復興を遂げるには「re-connect」の実践が必要だと、大成さんは指摘します。つまり、「つながりを取り戻す」こと。とはいえ、日本人は強引なやり方を好まないでしょうし、そもそもやり方がわからない、となりがちです。

そこで、データに基づいて、成果を上げるための「つながり方」を教えてくれる、主観に頼らずできる限りコンフリクトを抑制するようなやり方を提案できるのが『ピープルアナリティクス』なのかもしれません。

内容の詳細は、ナレコモの常連さんのひとり、窪田望さんが丁寧にまとめてくださいましたので、ぜひこちらをご覧ください!

勉強会高速まとめ芸人、窪田さんのブログはこちら

ピープルアナリティクスが目指すのは「組織と社会の幸せ」

大成さんはいつも「ピープルアナリティクスは、組織を、社会を、『幸せにする』ためにあるんですよ」、とおっしゃいます。

課題を抱えた組織は、とかく「犯人捜し」のための根拠を作りたがるものです。知識や経験は、ものごとをより良くするためだけに使うーー。あたりまえのことですがデキる人ほど注意が必要かもしれず、また「re-connect」の成功のためにも重要な要素になるでしょう。

参加者のコメント

とても面白かったです。ピープルアナリティクスの目指すところが「幸福」という点が素晴らしいです。日頃からそう思いつつ仕事をしているので、嬉しかったです。

20代への金銭的なインセンティブは、期待値が高いだけに中途半端だとかえって逆効果になる、というデータには驚きました。

「幸福は伝播する」ということが聞けて良かったです。人に感謝を伝える際には「〇〇をしてくれてありがとう」といった風に、ストーリーで伝えることが重要だという点が参考になりました。

今回も最高でした!!! 30才までは「小さな飴」を与えたのでは期待値とのギャップを埋めることができず、マイナスな印象を与える、という点はとても参考になりました。

大成さんのピープルアナリティクスに関する書籍はこちら

データサイエンティスト養成読本(技術評論社)
データサイエンティスト養成読本ビジネス活用編(技術評論社)
※上記書籍の一部を執筆されていらっしゃいます。

なお、これまで数年にわたり、ナレコモは築地のD2Cさんの会議室をお借りして開催してきましたが、諸般の事情により、この日が最後の開催となりました。D2Cさん、前川さん、本当にどうもありがとうございました!(山口)

小室からのお詫び

ちょっと色々ありまして、1ヵ月ほど公開しそびれてしまいました。山口さん、大成さんにこの場をお借りしてお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。。

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