「ヨヤクスリのツクリカタ」勉強会レポート

ケンコーコム株式会社 執行役員 倉重 達一郎様

37回目のナレッジコモンズは1/23(金)、規制の多い医薬品ビジネスでブレイクスルーを実現されている「ケンコーコム株式会社」の倉重 達一郎さんにお越しいただきました!

ケンコーコム社は、市販薬のインターネット販売「ケンコーコム」と、処方箋の調剤予約サービス「ヨヤクスリ」で、ヘルスケアEコマースの最先端をいく取り組みをしていらっしゃいます。

フライデーナイトにも関わらず、ビジネスの全体像、成長プロセス、規制の多い医薬品ビジネスにおけるチャレンジなど、角度の鋭い質問が飛び交う勉強会になりました。

ケンコーコム株式会社 執行役員 倉重 達一郎様

 

ケンコーコムのスタートは、医薬品のネット販売から

頭が痛い… そんな時はすぐに薬がほしい。ついでに水などのドリンク、手間をかけずに食べられる食品も欲しい。薬局の店舗まで歩いていければ良いですが、外出する体力的余裕なんてないこともあります。それが夜中であればなおさら。

ケンコーコムはそんなニーズにこたえるサービスです。商品のラインナップはぜひ、こちらをご覧ください!

ケンコーコムWebサイト
http://www.kenko.com/

いまでは99%の一般向け医薬品がネットを通して手に入るといわれていますが、第1類医薬品(より健康リスクの高い医薬品)を含む、一般向け医薬品のネット販売が法律上解禁になったのは2014年6月のこと。ケンコーコムにとっては「ネット販売の解禁」つまり法改正の実現が、チャレンジのためのバリアでした。

医薬品のネット販売市場の成長に伴い、縮小傾向といわれていた一般向け医薬品のマーケットにも良い影響がでてきているそうです。

ナレコモ常連さんも数多くご参加いただき、鋭い質問が飛び交いました。

 

安全なネット販売実現のための「薬剤師LIVE」

医薬品のネット販売で必ず議論になるひとつのテーマが「安全に薬を売れるの?」ということ。

ケンコーコムでは「薬剤師LIVE」というサービスで、24時間365日、薬剤師がお客さんに対応しています。性別や年齢、その他の医薬品の使用状況などをネット上で入力、販売できない可能性があるなど疑義などをリアルの薬剤師が判断します。チャット画面があらわれて会話がスタート!ヒューマンとITのコラボです。店頭に匹敵するレベルの手厚いフォロー、とも感じました。

今後の課題については、「スピーディに商品をお届けするためのより良い物流構築の部分をなんとかしたいです」と話してくださいました。

 

ケンコーコム社もうひとつのビジネスの柱、「ヨヤクスリ」

ヨヤクスリは、
・パソコン・スマホから薬局を無料で簡単に探すことができる
・対応薬局には処方箋を撮影し、画像を送信・お薬予約ができる
・利用は薬局もユーザーも無料
・お薬予約
・クチコミでポイントが付き、ケンコーコムお買い物に使用可能
こんなウェブサービスです。
https://www.yoyakusuri.com/beginner/

2014年にスタートしたばかりで、今のところユーザーはスマホ世代、男性がメイン。病院の近くの薬局ではなく、生活動線重視で病院から離れた場所でお薬をもらう人が多いのだそう。「1分でも早く仕事に戻りたい!」「仕事終わりに自宅の近くで薬をもらいたい!」そんなニーズがありそうです。

ここでのチャレンジは、全く新しいサービスであるため薬剤師の先生方にその意義をご納得いただくことでした。一つひとつ疑義照会をクリアして、今では全国約7割(3.8万軒)の薬局でヨヤクスリのサービスが利用可能になっているそうです。

 

 

ヨヤクスリの今後は、「地域医療連携を結び一般用医薬品から医療用医薬品まで安全・安心で便利に購入できる環境を構築する」こと。

 

地道な活動の先には、壮大なビジョンがあるのでした。

 

2015/1/23
於:糀屋箱機構 Creator’s District
講師:倉重 達一郎 様(ケンコーコム株式会社 執行役員)
(記 山口)

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