コムロです。人畜無害なはずですが初対面には比較的誤解されやすいです。
さて、日課のGoogle Search Consoleチェックをしようと、あるサイトの画面を開いたら唐突に「有害サイトめ!」ってGoogle先生から怒りの手紙が届いていました。
うーん、たしかに実験は色々してますが、有害なことなんてしてませんし、そういうコンテンツを取り扱っていたりも一切してないのです。
- さてはマルウェアに感染したか?
- それともアカウント乗っ取られたか?
- 標的型にいつのまにかやられてたか?
と色々考えましたがやっぱり心当たりは無い。なぜならそもそもこのサイトは2ヶ月くらいなんにもしてなかったから。なのにGSC見てるっておかしくないと言われそうですが実験中なのです実験中。
あれこれかきましたがやっぱり気になってしかたがないので色々調べてみました。
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Google先生から「有害サイトめっ」って言われてから調べたこと
本当になんかのスパムでやられたかどうかを調べました。
マルウェア感染や乗っ取り→スパムサイト化など、ガチで感染してたら、googleの検索結果に「お前のサイトやばいかんね」って出るはずですが、でてない。
aguseで見てみたけやっぱりなにも出てきません。※スパムメールの踏み台になったわけではないので、なんもないのはそりゃそうだと後で気づきました。
他、いくつかのセキュリティ診断サイトで見てみたけど問題はなかったので安心です。
あらためてgoogle先生からのメッセージを読み返すと、バイナリがどうことう書いてありましたが、サイトから明示的にDLさせるコンテンツ(PDFとか?)は何も置いてないし、念のためひととおりページ確認したけどやっぱり何も置いてなかったです。
さては弘法にも筆の誤りか?
うーん、もしかしてgoogle先生の勘違いじゃないか?とぼんやり思いながらサポートフォーラムを眺めていましたら、「対策して再審査すれば割と早く状況回避できるよ」という先人の体験談が書いてあるじゃないですか。
それじゃあ対策した(正確には”管理者的にサイトが健全であることを確認した”)ので、再審査すれば良いんじゃないの?と思い込みまして、再審査をリクエストしました。
再審査リクエスト時のキャプチャは撮り忘れましたが、再審査を申し込む際に「なにをしました」という説明を記入する必要があるのですが、「サイトコンテンツを再チェックして問題のあるコンテンツはないことを確認しました」と書いた。確認したし、嘘はついてない。
で、翌日には回答が来ました。
そう、たまにはgoogle先生も勘違いするんです。
あるんですね。盲信してはいけませんね。
実際、サイトになにも問題がなかったから良かったのですが、いろいろコンテンツを取り揃えてるサイトや企業のサイトとかですと、問題ないかどうか確認するだけでも大変でしょうし、経営者や担当役員からウェブ担当者さんが「なんでうちが有害サイトなんだ!?即刻対処して問題なくした後すぐにレポートあげろ!」とか詰められて大変なんだろうなぁ、と、しんみりしてしまいました。
万能に思えて仕方がないgoogle先生も間違えるんです。偉い方もそのあたりご承知おきくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。