前回あまりにも好評で「ジブンも聴きたい!」という声をたくさん受け取りまして、同内容での再度の登壇をお願いしたところご快諾いただきました。渡邉さん・岡本さん、ありがとうございました。
日本の企業は広報担当者を置くケースが少ない。
- 人材のスキルマップが見えない
- アウトプットがイメージしづらい
マーケティング、の理解のされ方
- 企業のマーケティングのあり方として、顧客中心でない場合が多い。
- マーケティングは「営業販売」に関する、狭義の定義付けであるケースが多い。
PR、の理解のされ方。
- 媒体を多用する役割、という理解が多い。
マーケティング、と、PR、は、一貫したメッセージである必要がある。
- 上流でブレずに双方が一貫していると、大きな相乗効果を得ることができる。
マーケティングは顧客提供価値(Value Proposition)の定義、更新に尽きる。
- 誰にどういうベネフィットを持ってもらうのか。
⇒利用シーンを「映像化できるまで考えぬく」ことで、コンセプトは明確になる。
獺祭のマーケティングの成功要因とは?
- 杜氏(歴史)を変えた
⇒潰れる、という危機感がベースにあった。
- 自分たちにしかできないこと、自分たちができる一番強いこと、に立ち返った
⇒大きい酒蔵にはできないこと、にVPを求めた。
マーケティング・コンセプトを考える手順/順番とは?
- セグメントから入っている?(どの市場に向かっていくか、を考えている?)
←ただし、切り口を見つけることが、非常にムズカシイ。
⇒そのため、「行ったり来たり」をしながら、最適化を図る必要がある。
記者リストの作りかた
- 宣伝会議がリストを出しているので、そこに「リリース送りたいんだけどどこに送ればいい?」と聴いてみればよろし。
- メディアが取り上げたいと思うネタを、適切なメディアに提供する。
- 都道府県毎に記者クラブがあるので、そこでリストをGETすることが可能
⇒記者クラブには幹事会社がある。記者クラブに行くには電話予約を。
⇒PR=リレーション、なので、継続的な付き合いをする姿勢が必要。
アフターマーケティング / ブランド化って?
- ブランドは提供側が決められるものではなく、受け手が決めるものであり、絶えず変化していくものである。
- 企業は、理念や哲学を定義し、その定義に基づいてメッセージを発信しつづけていく必要がある。
感想・コメント
マーケティング・PR、うっすらとながら見えてきた。プレスリリースのノウハウを得られた。
マーケティング「戦術」は色々学べるけど、戦略的な話は長期間かかる話だ(人生だ!)。
強みを活かす、という点の重要性にも共感。
取材時にあらゆる広報にあってきたが、「イケイケガツガツ」と「おつかい的」な広報は記憶に残らない。マンメディアとして人対人として接せられる広報は強い。紙でできることをマーケティングしていきたい。
過去の失敗を振り返った時にマーケティングのキホンを押さえていなかったことに気づけた。
自分で勉強していく足がかりを得られた。
「明文化」の重要性に改めて気づけた。その内容を末端にまで浸透できているか。
企業ブランドを再確認するきっかけになった。
PRとマーケは別部署だが、もっとつないで動く重要性を感じた。
PRはムズカシイ&時間がかかる&効果測定がムズカシイ。
また時をおいて、こんどは「フォーエバー」そして「まだまだ」とタイトルを変えて、お二人にまたお話いただく機会をいただけると幸いです。